暇な休日 「日の出を見る」
暇な休日 「日の出を見る」
ふぁあーあ。いま何時だろ。4時か。
外真っ暗やん。。。
ハッ!
まだ寝足りないけど、いいこと思いついたよ。
日の出を見に行ってみよう。今まで自分の目で見たことないんですよ、日の出。
そうと決まれば、さっそく日の出時間を調べる。5:03ね、まだ余裕ありますな。
重たい瞼をこすりながら、まだ群青色の空の下を歩く。
朝の時間なのに、街灯で青白く照らされたコンクリートの道が暗さを演出している。朝なのに夜みたい。ムフフ、不思議な世界にいるみたい。
しばらくボケーっと歩き続け、ふと東の空を見る。トトロの口みたいな月と、くすんだオレンジの空。目的地までもう少しあるのに。うかうかしてられない。
あーー、お腹空いた。
道すがらのコンビニでおにぎりを購入。今までの幻惑的な雰囲気から、一気に現実に引き戻されたけど、食欲には勝てないから仕方ない。
この間にも空はぐんぐん明るくなっていく。時間に追われる感覚、学生の頃を思い出すなぁ。登校時間、部活の集合時間、レポート提出間近。懐かしいなぁ、頑張ったなぁ。
ふぅ、何とか日の出に間に合った!海岸に到着。
桃の皮の色の空がおいしそう~。
いい場所見つけたから休憩。
目の前は静かなビーチバレーコート、右には酔っ払いの兄ちゃん(寝てる)、左にはオカリナの練習をしてるおじちゃん。
オカリナの音、鳥のさえずり、波の音がシンクロして、すごく落ち着く。
いとをかし、いとをかし。
この海岸、低い位置にあるせいで日の出は見れなかったの。残念!綺麗だったけどね。
でも帰り道、ようやく朝の太陽を見ることに成功!
日の出ってこんなに赤いんだ(信号機みたい)、こんなに大きいんだ。